産 地: | 日本 |
色 調: | 辺心材の境界は明瞭で辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色、時に黒褐色を帯びる。 木目は鮮明で通直。 |
特 徴: | 材はやや軽軟で比較的狂いは少なく、切削などの加工は容易である。 耐水性にやや劣る。木目に沿って縦に割れやすい。 比重:0.38 |
用 途: | 建築用材として最も多く用いられる。 その他、建築材、梱包用材、電柱など用途は多い。また割裂性を利用して樽桶材や割箸としても利用される。 |
産 地: | 日本 |
色 調: | 辺心材の差ははっきりしないことが多い。 辺材は淡い黄白色、心材は黄白色ないし淡紅色。 |
特 徴: | 狂いが少なく、加工性は良い。耐湿、耐水性は良く、保存性が高い。肌目は精で表面を上手に仕上げると特有の光沢を出すことが出来る。 一般的には水に対して耐久性があるように思われがちだが、辺材を含む材料になると耐水性は杉よりも劣る。 木理は通直で均質。 比重:0.41 |
用 途: | 寺社建築をはじめ高級建築材として使われるほか、造作材、建具材家具材、曲物材など幅広く用いられる。 |
産 地: | 日本・ロシア |
色 調: | 辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はくすんだ褐色。 年輪は明瞭。特に美しい杢を有する。 |
特 徴: | やや重硬で、加工性や割裂性、表面仕上げは中くらい。 比重:0.65 |
用 途: | 家具材、造作材、器具材、ベニア材、土木材など。 特に弾力性に富むので、バットやラケット、スキー板などの運動具材として重用される。 建築材としては額縁、建具枠、カウンター、上框、式台などに使用される。 |
産 地: | 日本・ロシア |
色 調: | 辺材は灰白色、心材は暗灰褐色。 柾目面に虎斑(とらふ)が現れる。 |
特 徴: | 材は重硬で切断などの加工は困難。乾燥は難しく、割れなどが生じやすい。 乾燥に時間がかかり、狂いが大きいため、十分な乾燥期間を必要とする。 比重:0.67 |
用 途: | 家具用材、洋酒の樽材、建築材(床材)、枕木、器具材など。 ブナとともに曲木の材料に適す。 建築材としては、額縁、建具枠、見切材等に使用される。 |